さらに。些細な生活

そのうちなんとか。

二歩進もうとして三歩下がるの卷。

土、日とシゴト。

なんとなく少しだけだるくて、7時半すぎまで寝坊させてもらう月曜日。

昼すぎに髪を切りに。

祝日ではなく平日の休みの日に予約したかったんだけど、気がついたら今月はもうこの日しか切りに行ける日がなかった。

案の定お店はいつもよりも慌ただしい雰囲気。といってもここは一度に二人以上入れることはないのだけど。

結局キモノは着ていかなかったけど、それで正解の雰囲気。そのうちまた今度。

長くのばしてもまとめ髪ができる毛質でも量でもないし、長くすればするほど染めない白髪とそれ以外の混ざり加減が難しい。ならばいっそとボブで短くできる限界まで短くしてもらう。

今日になって、さすがに短すぎたかも、とも思ったけど、髪伸ばして結んだその先がないだけと思えば似たようなもんか。

 

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庭の萩に、秋明菊。着々と、秋。

 

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うちへきて1年と少し、だいぶオトナシクはなったけど、それでもやっぱりこんなことする子は黒にょんこ。

 

火曜、ようやく出かける予定のない日で床掃除。

手を抜いた分は次に掃除した時実に見事に雑巾の汚れに出るもので、汚れて見えなくても毎日やった方がいいというコト、分かっててもついついサボりたい日だって出てくる。というか、そんな日の方が多い。

そんなもんだと思う。できる時に、がんばればよし。

 

七月はやたら雨だったし、八月はその分それなりにがんばって着てみたつもりだったんだけど、シーズン前に洗濯機で洗って準備した綿麻の浴衣には一度も袖通してなかったりする。

秋らしく月に兎柄だし、家で着てる分にはと昨日今日、ちょっと着てみたけど、なんだかしっくりこない。

一枚しかない麻襦袢はまだ洗濯中で、昨日は肌襦袢だけの上に、今日は襟つきのワンピース型の下着の上に着てみたのだけど、下着との相性もさりながらここ数ヶ月名古屋帯との格闘ばかりで半幅帯の締め方なんか、あるかないかの勘がすっかり消滅。

来年への申し送りとして麻襦袢はもう1着できれば濃いめの色を、夏用の伊達締めや麻の帯揚を…とほしいものリストばかりは増えていくんだが、肝心の着付けが一向に前進していないコトに自分でもがっかり。

 

 

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

何度も書いてる話だけど。

いま手元にあるキモノのほとんどは80年代の前半までにハハがソボに誂えてもらったモノを拝借という形で、でもシミやカビのひどいのは洗い張りのついでにちゃっかり自分のサイズに仕立て直しちゃってる次第。ハハ自身はもう何十年と着ないのだし、了承も取っての上でだけど。

悉皆屋さんに持ち込むと、商売用のお世辞ではあったとしても「かわいい」という表現のコトバで評され、少なくとも「渋い」とか「凛とした」とか「粋」「個性的」という枠でないコトは確か。

いわば赤文字系の「愛され系」なテイストなんである。あくまで昭和趣味、だけど。おそらくそれが、ソボがムスメたちに願った有様だったんだろう。

ソボ自身は家を継ぐために養女としてもらわれてきて、同じく養子であったソフと結婚したのだけど、ソフ自身はガッコウのセンセイを職としていて、家事はもちろん畑シゴトから土地の管理から地元のアレコレの折衝から継いだ家の一切を取り仕切っていたのはソボ。

そのソフもハハ含む3人の娘と長男(本家のオジ)がまだ未婚、学生であるうちに亡くなってからはなおのこと、「愛され系」などやってられない家を守るために闘うオンナ、であったように思う。

そうやって守ってきた家も、残念ながら現在ではかなり寂しいことにはなってしまっているのだけどそれはさておき。

 

「犬神家」の三姉妹のうち、長女である松子の着こなしに惹かれるのは、それぞれ夫が存命である竹子、梅子のキモノに比べるとどこか惣領然とした貫禄があって、自分はどこかでソボの貫禄につながるイメージを持っているのかもしれない。

 

さて自分。

ソボが存命であった頃からすでに赤文字系からは遠く逸脱していたし、かと言ってソボのように殊更に守るべき家もなく、闘う相手は主に自分の睡魔と怠惰くらいのもんで。

キモノのテイストとしても年齢としても、また令和の流行りとしても、手元のキモノは自分には似つかわしいものでもないのかなというのは重々承知で、それでも着よう、着なくちゃって思うのはなんなのか。

ハハを介してではあるけど、ソボとの所縁のモノなど、もうそのくらいしかないんだし、というかすかな慕情なのか。それとも30年近く箪笥に閉じ込められてたキモノ自身の怨念か。

 

誰か、自分以上にその昭和赤文字系を活かしてくれそうな人がいれば、おそらく自然とキモノたちもそっちへと渡っていくんじゃないか、みたいな妄想もあったりで、でもまだワタシのところに留まってるってことは、ワタシが着るしかないんだろう。

それにしても着方が一向に下手くそなままで、キモノの方でも呆れていそう。