そして今月もフクオカ。
先月に続いての天候事由もあるけれど、さらに今月は作業やら立ち合いやら荷物受け取りやらの用事を一気に入れててたりででキモノは着ない。着てられない。それどころじゃない。
なんて言いつつ実は歌舞伎座第一部の「車引」「猪八戒」からの羽田→フクオカ。
いつもどおりに全日空寄席にチャンネルを合わせると、まずは玉川太福さんで浪曲「地べたの二人」で、この方の浪曲は何度か舞台や演芸場で行き合わせて見たけど、そろそろまたライブで観たい(聴きたい?)なぁ、なんて思ってたら続いてが隅田川馬石さん「四段目」(蔵丁稚)って芝居バカの丁稚の噺だったりで。
これ、ワタシへの当てこすりですかね全日空さん(八つ当たりというか自意識過剰)。
全国的にかなりの猛暑でこの日のフクオカも例にもれず。そんな中、いろいろ所用でこれまでいつもはあまり行かない辺りも歩き回る。
数少ない記憶に残っていた小学校時代の同級生の家もほとんどは何か別の建物だったり店だったり、竹藪も田んぼも畑も姿を消してどこもかしこも集合住宅。
それなのに、人の気配はコドモの頃よりすくなくて、商店街の活気もなんだか。
さらに向こうの旧飲み屋街エリアの方に行くと、昼間っから昭和な歌謡曲独特のカラオケのメロディが流れてくるスナックが複数あったりするのは昔から変わらんのだけど、いまや逆に閑散としているだけに場末ムードが昔に比べて弥増しだったりで。
最終日は朝からかなりの豪雨が降ったりやんだり。
午前指定の荷物のうち1つの配送がなかなか来なくて、もう今月は寄らずにトーキョー帰るかと思ってたけど、昼過ぎなんとか少し時間取れてオジのとこにも顔を出す。
オジ、イトコ、N子さんみな在宅で、お茶いただいて少しだけ家業系の話とか。
ハハもだけどオジもN子さんもそれぞれ不具合しんどい言いながらどうにかなんとかやってて、それを地元に残った独身のイトコ1人でフォローしているといった態。
雇われの方のカイシャの方についてのこれ以上ごまかしも利かなくなった労働意欲の枯渇、という真の理由を裏においての退職だけど、時期の判断についてはこれで間違っていなかったと思いたい。
8月以降については今時点でまだ確定してないし、ワタシが少々長めに帰るようしたところでそんなに役にも立たんでしょうけど。
そしてまた、いつも通りに結構毛だらけネコまみれの歓待。




この後ハハの家に戻って前回シフト遅番でリアタイで見られなかった「鎌倉殿」再放送になんとか間に合う。
こないだから毎回誰かしら主要人物が退場してくし、話的にも「この回は諦めてもいいか」という気になれない今年の大河。嬉しいようなしんどいような。
空港に向かう時分にはどうにか雨も治まってたんだけど、電車は10分ほど遅れており、さらに飛行機は40分遅れ。


いつもの空港飯。今日はお茶漬けは敢えて外す。これの他に鶏皮卷とぼんじりと、ももの梅紫蘇とかいうのも頼んでまたも一人打ち上げ。
前月よりは少し早めの便だったのに結局深夜の時間帯で家に着いたら月初の人間ドックの結果が届いていて、要精検2項目、要再検3項目。ほんのり凹むが、もうそういうお年頃たい!と開き直って諦める。