さらに。些細な生活

なんとか、しようと。

あらしのまえに。

気圧低下もあったか、とにかく体調低空飛行で時間さえあれば横になって過ごしているここしばらく。

でもチケットと休みを抑えておいたスーパー歌舞伎Ⅱ「オグリ」@新橋演舞場。11日夜の部。がんばって出かけねば。

f:id:hx2:20191011161227j:plain めずらしく2階A席なのはダブル宙乗りの関係で今回3階席が極端に少なかったという事情。開演前に舞台に展示されている衣裳は三代目スーパー歌舞伎時代のとか。

通路側だし、ここなら花道遠いけど真正面。 f:id:hx2:20191011161247j:plain

f:id:hx2:20191011173729j:plain いつもの梵のヘレカツも半分エビカツのオグリ特別バージョンだそう。ビーフのみのいつものも好きなんだけど、これはこれでおいしうございました。

新橋演舞場は、だいたい毎回演目ちなみの弁当を出すんだけど、それも楽しみのひとつ。でも来年2月の新派公演「八墓村」のときはどういう弁当になるやら、去年の「犬神家」以上にいまからちょっと興味津津。

 

この日14時半頃には翌日と翌々日の休演が決定。でもこの日の時点で帰りの交通手段なんかの関係で来れなかった方もそこそこいるんだろうな、という席の空き方をしてた。

 

この日のキャストは猿之助さんのオグリに隼人さんの遊行上人。道成寺あたりで蛇に巻きつかれかねないイケメン坊主。隼人オグリの日と両方行くってヒトも多いようだし、そりゃワタシだってできることならそっちのキャストでも見たかった気もするけれど。

でもこの物語の主人公って小栗判官よりむしろ新悟ちゃんの照手姫だよね。

子役も今日は右近ちゃんだったし、猿弥さんもいたし、結果この日この回で自分的には大満足。

 

それにしても四代目猿之助さんというのは、自分にとっては他の歌舞伎役者とは別格に興味が尽きない。

単に舞台映えだけなら女形としても二枚目としても好きな役者さんはいるけど、演者であるという以上に過去の演目に新しい意味を加えていったり、また新しい素材を歌舞伎という型で表現することにおいて、このヒトでなくては作れない世界がある気がする。

そして後輩をどんどん引き出していく点でもプロデューサー気質なんだろうなぁ。

 

で、今回一番笑わかされたのが、幕間に流されるリストバンドの販促ビデオ。こんな素敵なリストバンドが歓喜の価格1000円って。

今回のオグリのテーマが生きていくことの「歓喜」であるワケなんだけど、それを幕間に自らコトバの意味崩壊させに行くっていう。

 

リストバンドで踊り狂いましょうって、そういう演出かーと話聞いた時点では引き気味だったんだけど、でも、結局歓喜の価格1000円出して買っちゃったわよ。

のっけからの大量花吹雪にも圧倒されたし、本水演出のある舞台も久しぶり(1階1列2列のお客さんは相当水被ってた)。

なんだかんだ猿之助さんが出ている舞台には物語のテーマとか意味とか、そういう理屈をともかくとして押し流してしまうようなカタルシスがあって、それでこそ歌舞伎観た~って気になるってもん。

 

おかげさまで、これからの低気圧接近にもなんとかがんばれそうな気分で地下鉄乗り継いで帰宅。

 

もう少し浄瑠璃を読もう

もう少し浄瑠璃を読もう

 

 読みかけで途中になってた本。小栗判官は最初の章なので既読だったけど、あらためて読み返してみる。