さらに。些細な生活

なんとか、しようと。

ステキはそうそう甘くない。

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「素敵なふたり」展@世田谷美術館。しばらく会ってなかったA子ちゃんに誘われて。

 

セタガヤはチョウフとは隣接してるし直線距離ではそう遠くなくても縦方向の移動はバスしかなくて、いざ行こうとするとなかなか億劫な場所だし、ポスターで展示のことは知ってはいてもさほど興味もなく、誘われたのでただ行ったモードだったのだが。

でも、これがまさにそれぞれにステキな二人の展示だった。

藤田桜さんの貼り絵はなにか懐かしく愛おしく、高橋秀さんの作品のどこか「細胞分裂」を想起させる曲線と、配色の粋と艶。こんな斬新な柄の帯あったら締めてみたい、とふと思ったり。

それぞれが全く別の世界で混じりあうこともなさげに、「素敵なふたり」なんて甘いタイトルをはじき飛ばすかのようにそれぞれが毅然と、いい。

 

脳梗塞のお母さんを5年くらい自宅介護ののちに見送って、4年前、50歳目前で電撃結婚したA子ちゃんだが、現在絶賛倦怠期というか、ご主人のことなにかと苛立ってしょうがなくて結婚についてもやや後悔気味にいろいろ考えてる様子。

他人と暮らすということは大変なこと。しかもお互い50代からの二人暮らしともなれば、歩み寄りも一朝一夕にはいかないだろうから、いろいろお察し申し上げる部分はあるけども。

でも結婚してみなくては分からないことってあるし、彼女はご主人と結婚すべくしてしたんじゃないかなって思う。少なくとも彼女についてはあのまま結婚しないで一人でいたよりは、たとえ今何かと不満があったとしても、結婚してみて絶対よかったんじゃないかとワタシは思う。

「何度も離婚を考えたって、桜さんも言ってたし、やっぱり夫婦ってそういうもんなのね。何十年も結婚してるヒトたちってすごいわやっぱり」とA子ちゃん。継続への信念や忍耐とかいうより、メンドクサくなってきっかけを逸してるだけの、そういう夫婦がほとんどではありそうな気もするけど。

相手が何をしていてもとりあえず過剰に構えないで自分は自分の好きなようにする。

言うのは簡単だけど、その域に行く着くまでは実はそう容易くはないよ、と、そんなことを考えさせられる本日の二人展。なんかちょっと、趣旨が違ってきてる気がしなくもないが。

 

ちなみにA子ちゃんも別にこの展示が観たかったワケでなく、ただセタビに来てみたかっただけだそうで。他に舘林美術館も候補にあげてきたど、そっちは以前に行ったことあって、この時期の炎天下駅からあの距離を歩くのは…とワタシの方で遠慮させてもらった。

 

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寝姿3体。新しいスマホのカメラ、少なくとも黒猫は映りよく撮りやすくなった気がする。