さらに。些細な生活

なんとか、しようと。

昭和30年代の赤毛のアンたちと「夜の蝶」を。

半世紀以上も前のこと、学生時代に上京したハハは「赤毛のアン」の続編よろしく学生寮を出て仲良し4人共同で下宿生活を始めたそうで、そのうちの一人が昨日一緒に歌舞伎見物行ったR子さん。さらに今日はもう一人T子さんも加わって、三越劇場で観劇同窓会。

ちなみにあと1名は結婚してサンパウロに移住したそうで、その船出を横浜に送りに行ったときもR子さんがワタシのおむつを替えたんだとかなんとかいう話になり。

 

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三越劇場は雰囲気あってステキな劇場だけど、3人ともとにかく久々の再会で積もる話に夢中で、内装もなんも見ちゃいないって感じだった。

「夜の蝶」の舞台は昭和30年代の銀座。実際にあった「エスポワール」と「おそめ」というバーをモデルにした創作作品。彼女たちが共同生活で青春を謳歌してたのもだいたい同時代ではあるのだけど、お嬢さん育ちの彼女たちとこの作品の水商売の女の火花バチバチの世界は完全なパラレルワールド

それはバブル期のトウキョウの片隅にいて、マハラジャもジュリアナもメッシーもアッシーも何それ美味しいのな風呂なしアパートに帰って寝るだけの学生とは名ばかりにガッコウにもほとんど行かずバイト漬けの自分とて、パラレルの角度は若干違えども。

現実にはなんら触れることのできないオンナとオンナの勝負の世界を、河合雪之丞篠井英介という女形二人で演じるってところがさらにそそる舞台。さらに伊藤みどり山村紅葉というバイプレーヤーが脇をしっかり占めて、これはもう見ないワケにはいかないと個人的には思うんだが。

果たしてハハたちには楽しんでいただけたかどうかだが、とりあえず自分がしっかり楽しんだのでよいってことで(爆)。

なにはともあれ新派の花形公演のここ数年の充実ぶりったらない。

 

さて、元赤毛のアン組たち。三人三様に何かと自由な女子たちのその後3時間に及ぶおしゃべり会。

「Tちゃんはぼんやりしてて、昔っからしょっちゅう口空きっぱなしになってた」

「N美ちゃんはちっとも下宿にいなくって、食事当番の時もほとんどいなくって」

「でもなんでか食事時間にはちゃんといるのよね」

などなど遠慮がなさすぎる応酬がお互いに楽しくて仕方ない模様。

あちこちへ話が飛ぶ中知らない固有名詞も多すぎるし、自分自身は友達付き合いをあまりしない分傍らで聞いててだんだん疲れを感じないワケでもないのだけど、それでもいろいろ勉強になるというか、年を取り衰えていくこともそんなに悪いことばかりでもないというか。

 

ハハ含めできる限り皆さん元気で末永くなかよくいてください。

 

おそめ―伝説の銀座マダム (新潮文庫)

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