さらに。些細な生活

そのうちなんとか。

今月も木挽町。

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『熊谷陣屋』も『名月八幡祭』も見たことある演目だし(実はどちらもそんなに好きな演目でもないし)、今月はパスしようかなと思ったものの、『八幡祭』の三代吉が玉三郎で三次が仁左衛門。結局来てしまいました。

先月もそうだったけど、苦手というかいつも居眠りタイムになってしまうはずの舞踊の演目(今月は『當年祝春駒』)が、予想外によかったり。米吉くんと梅丸くんがとにかくキレイ。

今日は3階A席の中央通路脇っていう自分的にはかなりいいポジションでの観劇。隣の席の学生風カップルは初めての歌舞伎デート、って感じでうらやましいぜこの。

幕間に聞こえてくる2人の会話から国文系の学生というワケでもなさそうで、「熊谷陣屋」の下敷きの平家敦盛最期も「曽我兄弟」といえば仇討ちってのも予備知識としてない状態で果敢にもイヤホンガイドもなしで挑んでるようだったから、『熊谷』と『春駒』は、ほとんど意味不明だっただろう。

日本に生まれて誰でもなんとなく知ってる話、なんてのは実はもうなかったりして、なんてこともふと思った。

全然関係ないけど先日カイシャで親会社の若手社員が書いてる社内メルマガみたいなので「笑顔で怒る人はいません」という一文を目にして、あぁとうとう竹中直人のあの芸を知らない世代が今ここに…と思ったばっかりだった。

 

カイシャの話ついでにシゴトの方は、相変わらずしんどい。がんばらないようにがんばって、どうにかこうにか。

うちの部門もヒトかつかつなのに、別部門がまた壊滅的とかで、うちの部からはタカオくんが年度末いっぱいヘルプに出るコトになって、今月後半もまたシフト調整。

日記の更新頻度はたぶんまた下がる。

どうせ日々同じようなネコの寝姿ばかりUPして、文章も他人の役に立つようなことは1つも書いてもいないんだけど、自分的には観たモノ読んだモノ、あれはいつの話だったかとか、あとで検索するのには便利なのよね。記事残しとくと。

 

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今週の読書記録。

新装版 翔ぶが如く (8) (文春文庫)

新装版 翔ぶが如く (8) (文春文庫)

 
新装版 翔ぶが如く (9) (文春文庫)

新装版 翔ぶが如く (9) (文春文庫)

 
新装版 翔ぶが如く (10) (文春文庫)

新装版 翔ぶが如く (10) (文春文庫)

 

ようやく読了。

例によってアタマの悪い感想で申し訳ないけど、薩軍というか私学校って地方ヤンキー的メンタルで、仲間内への気持ちだけ異様に厚くて、しかも中で上下差別で、自分的には正直関わりたくない連中だなぁみたいに感じて痛快とか爽快とか読んでてないんだよなぁ。

征韓論に同意できない、あるいは暴走する私学校派と意見を異にしながら西郷個人に殉じる形になった村田新八とか永山弥一郎、西郷と敵対することになった大久保利通西郷従道川路利良の方に興味を引かれる。あと島津久光の性格というか、このヒトのポジションていうか。

「世に棲む日々」「翔ぶが如く」ときたら、この後はどうせなら「坂の上の雲」行っとく?ってトコだけど、さすがにちょっと、間をおくかも。