さらに。些細な生活

なんとか、しようと。

明けていなかった、梅雨。

f:id:hx2:20180705110938j:plain 7月5日の空港飯@羽田。普段は早朝の便だから開いてない千疋屋が開いてる時間だったのでせっかくだし。

伊丹は結構な降り具合。幸いなんばでは止んでいたけど。f:id:hx2:20180705134116j:plain

f:id:hx2:20180705145542j:plain なにも毎回同じ場所で時間をつぶすこともないけど、ここは落ち着く。

なんばにきたってことはつまり。f:id:hx2:20180705153524j:plain

しかも花道脇とか、もう一生取らないかもな席。ちょっと後ろめだったけど。

今回は倉敷からはるの実家のtacozoさんと待ち合わせで観劇。

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遊べるうちに遊べるだけ遊ぶ、これ大事。そして、その翌日なにが起きるかなんて、この時は知る由もないワタシ。

 

でもまずとりあえずは備忘。平成三十年松竹座夜の部、演目は以下。

元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿

二代目松本白鸚 十代目松本幸四郎 襲名披露 口上

女殺油地獄

 

とにかく仁左衛門さまが男前すぎる件。その仁左衛門の当たり役を新・幸四郎さんが。

襲名公演を通してのチャレンジングなその姿勢はすごい。一通りのお役をこなしてこのあとどこに向かって特化していくのかいかないのか。

猿之助さんは幸四郎さん以上にジェネラリストな印象あるけど、猿之助さんの場合は狐忠信とか、女形なら意地の悪い年増とか、ハマる傾向ははっきりしてる。豊嶋屋女房お吉は猿之助さんより、もう少し艶というか潤いほしいけど、でもまだ壱太郎くんでもないかな。やっぱりこのメンバーなら猿之助さんか。

と、歌舞伎通でもなんでもない個人の勝手な感想にしても、なんかいろいろ失礼すぎ。決してクサそうとして言ってるつもりはないんですが。

大阪まで観に来れてよかったよかった。

 

 

今週のお題「星に願いを」

 

これからもずっとこうやって遠征までして蕩尽して暮らしたい、なんて甘いコトはさすがに考えていない。近々資金は尽きるから、そうなったら月に一度のNHKの歌舞伎放送(歌舞伎じゃない月だってあるけど)で満足しなくちゃ、とは思っている。

願うのはそういうことではなしに。

 

さてその夜は、倉敷で宿を取って、tacozoさんちに少しお邪魔してから午後の新幹線で博多へ向かうはずだったんだが。

明くる朝になってホテルの部屋のテレビのスイッチを入れた途端、オウム真理教の死刑執行、ついで大雨で新幹線運転中止のニュース。

「梅雨前線の停滞で」って、梅雨はここではまだ明けていなかったのだそうで。てっきり西から順に明けるものだと思い込んでた。

岡山から大阪に戻って伊丹から空路に変更を考えるけど、上下線とも動かず、動いたかと思えば結局広島までとか、広島からが動いたかと思えば小倉どまりとか、また上りも止まるとか。

高速バスはどうかと慌てて調べる先から高速の通行止めのニュースも入る。

これはもう岡山空港から東京に戻った方が、と飛行機のアプリで予約しようとするけど、新幹線に乗れない皆さん行先はそれぞれ違えど考えることは同じ。僅差で満席になってさらに倉敷一泊となり、tacozoさんちのご厄介に。

 

結局朝になっても新幹線どころか在来線も運休というので、急ぎ今日の飛行機便を予約。とりあえず倉敷駅まで送っていただく。

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鳩らもすっかり濡れそぼっておるよ。

 

飛行機は運行していても道路もあちこち通行止めで、来てみれば空港までのバス終日運休。タクシー乗り場とあるけど、しばらく待ってもタクシーがくる気配もない。

反対側の方が表通りのようなので、そっちなら来るだろうかと行ってみるけどそっちは並んでいるヒトもすごい人数。しばらくして1台来たけれど、乗り場に乗り入れできない会社の車だとかで。

たぶんこっちにいても乗れそうにない気がして、もう一度元の場所に戻ってみる。

4,5人ほどのヒトがいて、その場で電話でタクシー会社を呼び出したりしているけど、つながらなかったり、断られたりしている様子。

自分はまだ4,5時間は先の便だし、とにかくもうしばらく待ってダメならもう1泊か…と思ったところに、2台タクシーが来た。そこで待っていたヒトのうち、3人が空港行だったので、同乗で空港に行くことに。もう1台は総社に向かったそうだけど、大丈夫だったろうか。

ちょうど先ほども空港に行って戻ってきた運転手さんだったので、通行止めの場所や冠水している道をうまく回避して、下道で1時間足らずで空港に到着。

神社の鳥居が宮島みたいになってたという話だけど、そこも回避したから実際には見ていない。

同乗のお二方は12時半の便にうまく間に合う。

ワタシの予約はそのあとの便なので、まず元々の予定のフクオカから羽田の便を払い戻し。天候事由で博多まだ行けなくてのキャンセルだけど、福岡空港発は動いているからとキャンセル手数料が半額以上。なんか解せないんだけど仕方ないのか。

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昼の便が出たあと夕方まで便がないもんだから、まるで時間外の総合病院の受付ロビーみたいな風情。

 

外を見てもなにもないなぁと思っていたら f:id:hx2:20180707142421j:plain

f:id:hx2:20180707151219j:plain 気がついたら霧が立ち込めてなにも見えなくなっていた。

それでもまだ20分遅れで飛行機は飛んだので、いまこうして帰ってきているのだけど。

 

だんだん搭乗ロビーにヒトが増え始める。「だれだれさんとこ床下浸水!」とか言いつつこれからオーストラリアに観光に向かう地元のおかぁちゃんたちの岡山弁を、最初はおっとりした響きでいいなぁと思ってたけど、だんだんただただケタタマシイだけになってきて、機内の席がなるべく近くありませんようにと祈る、その願いはとりあえず聞き入れられた。

 

とりあえず被害に遭われた地域の雨早いことあがって水引いて復旧できるといいのに。星もあまり見えないトウキョウでは地震ちょっと揺れ。

 

ただただ平和なフツーの暮らしの繰り返し。願うことならまずはそれなのに、なぜサリんやらポアやらということになってしまったのか。

それが寝耳に水でもなくて、なんとなくそういう空気、その時代に生きてて感じていなかったといったら嘘な気もする。

いったい何が解決できて、何を解決できていないのかいまだによくわからない。

 

なんだかんだでアタマが働いてないのはいつものことだけど。羽田でトイレにお土産の入った袋一式忘れて帰ってきて、バス降りるときに思い出す。即行諦める。