痛いというのではないけれど、右肩を上げると違和感というか思った場所に上がらなくて、電車のつり革を捕まえるのにちょっと身構えたり、文字通りかゆいところに手が届かなかったりという事象が続いたのは、夏の頃だったけか。
今年はなんだか夏もしっかり夏らしくなく秋を感じる前に冬ですかみたいな天候だったりで自分の中での時間の感覚もへん。
そして気がつけば右肩についてはいつの間にかなんともなくなっていて、あれが五十肩というものだったのかなと思っていたのが、今朝、急に目が覚めるなり左手首がなんか痛い。動かしてみると肩にかけてびりびりする。
PCのショートカットキー操作程度以外に左手首の負担なんぞ思い当たることもなく、これもまた五十肩第2弾でしょうか。とりあえず湿布巻いてみたら動かすときの違和感は残るけど痛みは治まる。
季節の廻りには気が回らなくても、老化だけは着々と順当な感じ。
ここしばらく何をするかでなくて、あえて何をしないかで考えることの方が多くなったと思う。
髪のカラーリングだのネイルだのというのはもう以前から。
この秋は服を買うのは見合わせようとか、編物には手を出さずにおこうとか。ほんとは去年部屋着のカーデガンを処分したもんだから、それに代わるものを自分で編んでみようかなんて考えていたのだけど、まずこの秋冬自分の生活に編物なんて優雅な作業が入り込む余裕はまずない。手ごろな値段でよさそうなのを店先に見かけてしまったらつい買っちゃうことはありうるけれど、わざわざ探しに街中を買い物にうろつくのはよしておこうかと。
旅行とかも、ちょっと前まで出かけたくて出かけたくて仕方ない時期があったのだけど、今となっては猫置いてまで出かける気があまりしない。それでなくてもいまは月一で実家への飛行機の往復だけでいっぱいいっぱいになってしまった。
庭仕事についても引越してきて1年経ってみて、もう新規に苗を買ってきては植え付けるのはほどほどにと思う。雑草除けにツワブキとか、リュウノヒゲとか、地味に少しずつ、玄関前の敷石の隙間にちまちま…くらいはしようかと思うけど。
一番最近では、プチトマトやナスのプランター菜園が早々に終了してしまったベランダは猫の日向ぼっこスペース専用に開放することにしたのだけど、トレリスの隙間からの脱走防止もかねてツルハナナスを植えて、その後反対側にもクレマチスの苗を植えたのが最後。ただウチの悪猫たちは植物と見ればおもちゃとみなして葉をひっぱたりプランターの土をほじくり返して遊ぶもんだから、気が付けばプランターの中でツルハナナスもクレマチスも根がむき出しになっていたり。この場所では冬をちゃんと越して育つような気が、ほとんどしない。
結局やめられてないのは前回も書いたけど観劇道楽。来月が「エノケソ」@世田谷パブリックシアター、12月は歌舞伎座、1月は歌舞伎座に加えて右近さん改め右團次さんの襲名講演もやっぱり行っておきたい。2月ははるの実家のtacozoさんが六本木歌舞伎にいらっしゃると伺って同じ日に便乗することに。たのしみ。
散らかっても埃溜まってもなんとか次の休みでリカバリ、冷蔵庫の中のものはなんとか傷ませない、なんてあまりにもレベルが低すぎることを恥ずかし気もなく書いてしまうけど、それだけでも守れるようよけいなところに時間も気力も体力も割かないようにしてなんとか次の冬を越そうと。
となるとやっぱりどう見ても歌舞伎の予定が過剰にしか見えないんだけど、こういうのも行ける間に行っておかないと。と言い訳がましく。