映画「真田十勇士」を観てきたのだが。
導入部分がなんでかアニメ。なんで実写でやらないのかその必然性が自分にはよく分からないのだけど、そしてそのイントロが思ったより長め。
ようやく実写に入る。勘九郎さんの佐助のキャラ、軽い。あまりに軽い。佐助の役回りはワンピースだったらルフィ、ナルトだったら渦巻ナルト。しかし軽い。
敵役忍者のメインキャラがビジュアル系バンド崩れのような風体だったりなのも、まぁ仕方ないのか。最初の1/3ほどで、これは久々に自分にとってはハズレだったかなぁ…と思ううちに、だんだん話に引き込まれ、真田親子の最期でクライマックスを経て、さらにそこから二転三転の展開に結局なんか微妙な感じで終了。
また、ここぞって場面で松坂桃李さんの霧隠才蔵とか、もうキスしちゃうのかダチョウ倶楽部の上島さんなのかってくらい男同士顔が近い。あまりに近い。
決して面白くないことは、なかったんだけど。
なんか微妙というと先週から海老蔵さんの「石川五右衛門」も、初回スペシャルの最後の方で集中力切れて番組が完全に終わる前に布団に潜ってしまった。共演の「一寸さん」はちょっと気になるので、来週も観ようかとは思ってる。
そんな具合に映画やドラマそのものの出来がどうこう以前に、観る側の自分のテンションもコンディションも全然だめだっていうのが一番大きいのだきっと。
その自分のテンション、コンディションについてぐだぐだ言ったって仕方がないし、そういうのを超えて平常運航を保つのがオトナの務めってもんで、うまくできてないなりにもそういうの何度も何度も乗り越えて今に至ったはず。
…なんだけど。
嘘もつき通せばホンモノになる、というのが今日の「真田十勇士」のコンセプトでもあり。
さてわが身に振り返ってダメな自分が嘘ついてでもフリ通してでもありたかった自分があるとしたらそれはどんな自分だったんだろ。とか。
それはそうとまったく話は唐突に変わるんだが、ピース綾部くんの迷走ぶりがなんだか気がかりでしょうがない。
およそのヒトビトは自分にとって、あるいは周りからの期待とかからあらまほしい自分と、ほんとのところの自分のありようとの、間のどこかで折り合って着地点を見つけるんだろうけど。
30代くらいだとなまじ可能性ってもんがあるだけにいろいろ見失うこともあるだろうし、自分のように50代目前になってもこう、なんだかな、な人間だっている。
先週末ノートPCが突如起動しなくなって修理持込みで予定外出費。
いろいろ思うようには行かないこと多し。