読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

さらに。些細な生活

なんとか、しようと。

髪を切ったり映画を観たり。

去年の2月から1年通った目白のヘアサロン、気に入っていたのだけど、かかりつけ?の美容師さんの退職を機に、もっと近場に探してみる。

で、今回初めて行ってみた小さいお店。どっちかというとチープシックなインテリアになんのジャンルかわからぬ音楽がオシャレ~ぽく流れてるのがスノッブにならずうまいこといい感じ。で、お店のヒトとのトークに疲れないし(自分にとってはここが一番のポイント)、基本的なことだけどカットもとても丁寧だし、白髪を染めないって選択にもイヤな顔しないでくれる。

別にその件については、ワタシとてどしてもこしても染めるもんか!と頑なにココロに決めているというワケでもないのだけども、最終目標が白いボブなんで、一度染めちゃうとそれはそれで止め時難しいですよね~と今度のお店の美容師さんと話して決める。

コスパも少しだけ、前よりよいのでこまめに切りに来れるね。

 

髪染めないことで小汚い印象にならないように、どう気を配るか。ということで、襟が黄ばんできたり油染みが飛んだシャツを3枚、アイロンかけたうえでさようなら今まで本当にありがとうございました。

てか、まず服にそういう汚れをやたらに作らない、そーゆーヒトになりたいです今更だけども。

 

はたと調布シネサロンだったのを思い出した。平日休みに運よく。


映画『大鹿村騒動記』予告編

阪本順治監督に原田芳雄岸部一徳で、おもしろくならないワケがないのだけど、あらすじとしては長野県大鹿村で、鹿料理店を営む原田芳雄のところに、18年前に駆け落ちして村を出ていった妻・大楠道代と幼馴染・岸部一徳が戻って来て、脳疾患で記憶がおかしくなってきた妻を「返す」と言い出す。折しも近く、300年続く村歌舞伎のシーズン、景清を演じるはずの原田芳雄ももう歌舞伎の練習どころでなくなっての騒動、といったところ。

これがなんだかとぼけた味わいで、いいの。つくづく日本の風景っていいなぁと思わせてくれる映画。また歌舞伎に行きたくなる、そして山ツーリングにも行きたくなる。数回インサートされる小鹿のショットが、またいい味。

それから大楠道代さん、駆け落ちしたことすら思い出せずに平然と夫の元に戻って日常を始めてしまう劇中の存在自体もなんかかわいい存在なのだけど、衣装のセーターが、スカートが、ワンピースが。

最近「とと姉ちゃん」でもさんざ「やっぱ女子はフレアースカートよねーっ!」とひとり勝手に盛り上がっていたところに、今日の道代さんでさらに「年をとってもやっぱ女子はフレアーよね!」と暴走にドライブが。

白髪とフレアーとあと丸襟ブラウスが決まる、そしてその服にシミを飛ばさない、そーゆー50代になりたいです今更ながら。

あ、丸襟だけでなくて開襟にも結構ときめいている。

あともうひとつ、大楠道代の実家の父親役の三國連太郎の台詞。「シベリアからやっとの思いで帰って来ても、なかなか人間に戻るのに時間がかかってしまって」という、これも本筋にはそんなに大きくない一言なんだけど、なんか妙に印象に残る。「仇も恨みもこれまでこれまで」は劇中劇の景清の台詞と同じくらいに。

災害や戦争の前にはひとたまりもない日常だけど、それでもその中でもホメオスタシスのように日常へと、村歌舞伎も戦時中も女性だけでも続けていたのだろう。

熊本に、福島に東北に、少しでも早く日常を取り戻せるようにと願いつつ、なんか日常に生温くつかってのぼせてる。